1-2-4 子音「n」と「ň」
この二つの子音は、硬子音と軟子音のペアとなる。簡単に言えば、「n」は日本語のナ行の子音で、「ň」は拗音化した「ニャ」の子音ということになる。注意しなければいけないのは、「ni」と「ny」の区別である。「ni」の子音は軟子音「ň」で、日本語の「ニ」の発音とほぼ同じになる。それに対して、「ny」は所謂「硬いニ」で、人によっては「ヌィ」と音写する人もいるが、こんな組み合わせは日本語の表記体系にはないし、耳で聞くだけでは「ni」と「ny」の区別はつきづらいので、どちらも「ニ」で表記してかまわない。ただチェコ語で「ny」を発音する際に、舌を立てて使うように意識すると「ny」に近くなる。
それから、「ně」は、硬子音「n」に、母音「ě」が付いたものではなく、軟子音「ň」と母音「e」の組み合わせで、「ニェ」と発音する。「ňe」という組み合わせの表記は存在しないので、書く場合にも気をつけなければならない。
子音単独で母音のつかない場合は、「n」は日本語の「ン」のつもりで発音しておけば、ほぼ問題ない。「ň」は、音写する場合に「ニュ」「ン」「ニ」と三つの方法が考えられ、どれも使われているわけだが、発音としてはどれも正しくない。舌を「ニ」と発音する場合の位置に置いて、むりやり「ン」というと近い音になる。
- na=ナ ny=ニ nu=ヌ ne=ネ no=ノ
- n=ン
- ni/něは子音がňに変わる。
- ňa=ニャ ni=ニ ňu=ニュ ně=ニェ ňo=ニョ
- ň=ニュ/ン/ニ(例外的)
- ×ňi/ňy/ňe/ňě
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