1-2-2 子音「m」

zolomouce

 この子音は、日本語のマ行の子音とほぼ同じなので、母音と組み合わされている場合には、全く問題なく読めて書けるはずである。ただし、「ミ」は、「miと「my」のどちらも使われるので、表記も覚える必要がある。

 子音「m」が母音を伴わないで単独で使われている場合は、日本語の「ン」が、子音「b」「p」の前では、「n」ではなく、「m」のように発音されることを考えると、原則としては「ム」で、子音「b」「p」の前では「ン」と音写し、日本語の「ン」のつもりで発音するといいだろう。

 絶対に覚えておかないといけないのが、「」の発音で、これは他の子音とは違って、「ミェ」ではなく、「ムニェ」と発音しなければならない。つまり「」と「mně」の発音は同じなのである。この二つの「ムニェ」は、一人称単数の人称代名詞の格変化に現れて、同じ発音でも格によって書き方が違うという、学習者にとっての難題を作りだしている。

  • ma=マ mi/my=ミ mu=ム me=メ mo=モ /=ムニェ
  • m=ム/ン(子音「p」「b」の前のみ)
  • my/mě

余談

 「」の発音に関しては、チェコ人の中にも、「ムニェ」ではなく、他の子音に付けたときと同様に「ミェ」になるだけだと思いこんでいる人も結構多い。正しいチェコ語で話そうとするときには「ムニェ」を使うけれども、普通にしゃべるときには「ミェ」ですますという人もいる。「město(町)」を「ミェスト」と言われて、一瞬理解できないぐらいなら実害はないのだが、こちらの教科書で身に付けた正しい発音を、間違いだと言う人が、たまにいるのが困りものである。